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子どもの人生が変わる「工場見学」は

p>子どもの人生が変わる「工場見学」は





これまで私は、日本中のいろいろな工場・施設を見学しました。大きさに圧倒されたり、技術力に感動したり、働く人の生の声に驚いたり。どんな場所に行っても、新しい発見があり、世界に対する想像力が広がりました。大人の私でもこうなのだから、子どもにはもっと大きな影響があるでしょう。

 


私が熱心に工場見学をするようになったのは、大人になってから。子どもの頃見た千葉の工場地帯の風景がカッコよかったことを思い出して、ふと「もう一度行ってみたい」と思ったんです。最初に行ったのは、大井と品川の火力発電所。発電について知りたいというより、入り組んだパイプを見たかったんです。行ってみたらパイプも凄かったし、技術も凄かった。それで工場見学にハマりました。



子どもを連れていくときには、「見るだけで凄い」というような単純な目線も必要です。大人ならきちんと説明を聞けるし、経験から興味がわく施設もあるでしょう。でも、子どもにはそれがない。そういう意味では、「JFEスチール」のひたすら巨大な圧延施設など、「巨大な何か」はポイントです。そもそも工場見学で得る知識が生活で役立つことはまれ。工場で工夫した工程を聞いたところで、私たちの生活ではまず役に立たない。偉い先生の話も、子どもにとっては「へぇ」で終わってしまう。だから、風景としての迫力や、「寒い」「臭い」など、強烈な印象を与え、記憶に残るかどうかを基準に選ぶといいでしょう。そういった経験が、その後の子どもの想像力に大きくつながるのです。



また、アトラクション感覚で体験できたり、製品をその場で食べたり、何かを作ったりできる見学も子どもにはいいでしょう。例えば「JAXA」では宇宙飛行士の訓練が体験できます。実際の宇宙飛行士の訓練という臨場感がありますし、説明に退屈しがちな子どもでも手を動かしていれば大丈夫。

 


普段の生活ではなかなか出合えない職業との出合いも大切です。JAXAやKEKのような研究施設で働く研究者など、「子どもの頃、どういうことを考えていたのか? どういうルートでその仕事に就いたのか」。そういう話は子どもの刺激になるだけでなく、大人だって大いに興味をそそられることでしょう。現場の方ならではの話をたくさん聞き出してください。



ちなみに私は今、見学したことがきっかけで長崎県の離島「池島」で町おこしをしています。そこは九州で最後に閉山した炭鉱で、見学するまでそういう場所は本の中の世界でした。池島には、炭鉱で作業していた人も施設もたくさん残っています。私はそういう世界があることを多くの人に知ってもらいたい一心でこの島に来ました。

 


子どもに多くの人や世界を見せ、その想像力を養うことで「未来は変わります」。それはもう確実に。

 


ぜひ親子で、いろいろな場所に出かけてほしいと思います。


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